富士山に登った時のこと

みなさまこんばんは、achai_zeroです。

何処の誰にもお知らせしていないので、誰一人読む方がいらっしゃらないのですが

とりあえず「誰かに語り掛ける」体で文章を書いている次第です。

 

今年もあと1か月と少しで終わる、という時期になりました。

「何か自分の中でこの1年のニュースないかな」と考えた時

一番最初に思い浮かんだのが、この「富士登山」です。

 

富士登山常連の友人と1泊2日の登山ツアーで参加した

生まれて初めての富士山は、残念ながら頂上までたどり着けませんでした。

ですが、宿泊した山小屋が富士山で一番高い場所に建つ、

「御来光館」という山小屋だったので

そちらから、宿の名前の通り素晴らしい御来光を見ることが出来ました。

 

富士登山初心者・・・と言うより、登山初心者の私が

高山病ギリギリのところを、富士登山常連の友人に励まされつつ

ツアーの最後尾から必死に離されないよう懸命に登り続け

なんとか山小屋までたどり着き・・・

そこで力尽きました。

 

富士登山常連の友人は、翌日未明に頂上へ向かうべく登山を再開。

私はその間、山小屋でもう少し仮眠を取り

ちょうど御来光が出る直前に目を覚ましたので

宿の外に出て、山裾から吹き上げてくる冷たい風を受け、

足の底から冷えてくる空気をじっと我慢しながら

ゆっくりと光の強さを増す太陽がその姿を現すのを今か今かと待っておりました。

 

御来光が出た瞬間、見ている景色が一変し

その壮大な光景に思わず涙を流しておりました。

自然の厳しさ、恐ろしさと、それを抱えるが故の美しさを

目の当たりにし命が震えたのだと思います。

 

自然は、凄いですね。

 

友人とはその後、山小屋まで下山して来たところで合流し、

一緒に山を降りました。

 

降りは岩場もなく、砂利の坂道をひたすら降るだけなのですが

5合目に辿り着いた時には脚が限界を超えて痛くて歩けない。

 

下り坂コワイ。

 

その後、ツアーに組まれていた日帰り温泉に立ち寄り

(この温泉、泉質も湯船も最高でした)

無事に帰路に着くことが出来ました。

 

登山を終えた当日は「もうこりごりだ」と思っていた富士登山なのですが

どうしてでしょう、日が経つにつれて

「また登りたいなぁ」と、気持ちがそわそわしてきます。

 

富士登山に繰り返し行かれる方は、もしかしたら同じような気持ちになって

毎年登っていらっしゃるのでしょうか。

誘ってくれた友人も、きっとそうなのかもしれません。

 

また、来年も登りに行けたらなぁと思います。

(ただ、オリンピックがあるから人増えそうだなぁ…)

 

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1日目、富士山の陰が雲に映っていました

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2日目の朝に見た御来光です。とても美しい光景でした。

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お世話になった山小屋、御来光館さん。こちらがお宿で良かった。